日本と海外での「入籍日」の決め方はどう違う?|縁起日・法律・文化で比べる世界の“良い日”ガイド【2025】

日本と海外での入籍日の決め方の違い

日本では大安・天赦日・一粒万倍日などの縁起日を見て入籍日を決める人が多い一方、海外では「法的手続きの都合」「会場や週末の実務」「文化や数字の縁起」など、考え方が少し異なります。
この記事では国・地域ごとの決め方の違いをわかりやすく整理。国際結婚や海外挙式を予定している方にも役立つ、両立のコツと段取りテンプレまでまとめました。あなたの記念日選びの参考にどうぞ。


まず整理:日本と海外の「入籍日」発想の違いをざっくりと

  • 日本:六曜や開運日などの縁起×記念性を重視(役所窓口の開庁日も要確認)
  • 海外(英米仏独など):法的手続きの手順や待機期間週末や会場の都合がベース。国により事前届出(notice)市役所挙式が必須
  • 海外(中華圏・インドなど):日本と同様に吉日・占いを重視する文化も。回文やゾロ目、数字の「8」などが人気

主要エリア別:入籍日(婚姻成立日)の決まり方と“選ばれがちな日”

イギリス(UK)|「事前のNotice」→28〜29日後以降に挙式

イングランド&ウェールズでは、レジスターオフィスで“give notice(結婚意思の届出)”を行い、少なくとも28〜29日空けてから挙式・登録が可能。移民関連の審査が入る場合は70日必要なケースもあります。
=> つまり思い立ったその日に「入籍(=民事挙式)」はできず、希望日から逆算して予約・手続きが必須です。

フランス|市役所(Mairie)での民事婚が必須。日程は役所の空き次第

フランスでは宗教式の前に民事婚をMairieで行うのが法律上の前提。会場は“サル・デ・マリアージュ”、日取りは自治体の受付状況に左右されます(週末や閉庁日の制約あり)。

ドイツ|Standesamt(戸籍役場)で民事婚→その日が法的な結婚日

必要書類を揃えてStandesamtでAnmeldung(手続き)後、役場での民事挙式日=法的婚姻日となります。週末・時間帯の制限がある自治体も。

アメリカ|「婚姻許可証(ライセンス)」→挙式→役所へ返送。待機期間や有効期限は州ごと

多くの州で婚姻許可証(Marriage License)を取得後、有効期限内に挙式して署名→役所へ提出すると婚姻成立。待機期間や期限は州により差があり、例:ニュージャージーは72時間待機、ニューヨークの有効期間は60日、カリフォルニアは90日など。都市部では役所や予約枠の埋まり具合も重要です。

中華圏(中国本土・香港・台湾など)|数字の縁起や回文日が超人気

「8」や「2」が入る日、回文・ゾロ目は駆け込み登録が殺到。2022年2月22日(“2/22/22”)は各地の婚姻登録所が長蛇の列となりニュースに。数字と音の縁起(2=愛に響きが近いとされる)を重視する人が多い傾向です。

インド(ヒンドゥー圏)|占星術に基づく吉時(Shubh Muhurat)で決める

占星術の暦(Panchang)を用い、司祭や占星術師が二人のホロスコープを見て吉日・吉時(ムフラト)を特定。婚礼が集中する“大吉日”は、会場や人員の確保も争奪戦に。


世界共通の「選ばれがちな日」:実はみんな似ている

  • 回文・語呂の良い日:2/22/22のような“並びの良い日”は世界的に人気(ラスベガスでも大量婚)。
  • バレンタイン・記念日:ふたりの交際記念日や祝日に重ねる
  • 週末・連休:家族が集まりやすい日(欧米は週末実務が最優先になりやすい)
  • 季節・気候:ベストシーズンに集中(雨期や猛暑は回避)

「入籍日」をどう定義する?──国ごとの法的成立ポイント

国・地域法的に“結婚日”となるタイミング実務の要点
日本婚姻届の受理日役所の開庁日/24時間窓口の有無を事前確認
UKレジスターによる挙式・登記日Noticeから最低28〜29日空ける必要。枠の確保が鍵。
フランスMairieでの民事挙式日自治体の予約制・週末制限あり。宗教式は任意で民事後。
ドイツStandesamtでの民事挙式日必要書類の事前準備&予約が必須。
アメリカ挙式(ライセンスに署名→役所へ返送)待機期間・有効期限は州ごとに違う。例:NJ 72時間待機/NY有効60日/CA 90日。
中華圏婚姻登記所での登録日吉数字・回文日が人気(大混雑に注意)。
インド(ヒンドゥー)宗教婚の吉時に式を執行→民事登録へムフラトで日取り集中。事前に会場・人員を押さえる。

日本の「縁起日」と海外の「実務」を両立させるコツ(国際結婚・海外挙式向け)

  1. 定義を分ける:「法的な婚姻成立日(海外の公的手続き)」と「日本の縁起日に合わせる記念日(挙式・パーティ・日本での届出)」の2本立てで設計。
  2. 逆算カレンダー:UKのNotice 28〜29日・米国のライセンス有効期限など、制度から逆算して希望日をブロック。
  3. 数字の“遊び”も:回文やゾロ目は世界的に理解されやすく、家族にも説明しやすい。
  4. 窓口の休業日・宗教行事:市役所が日曜閉庁の国や宗教的祝日を必ずチェック。

よくある質問(FAQ)

Q. 海外で挙式した場合、日本の「入籍日」はどう扱えばいい?

A. 日本の役所に婚姻報告をした受理日が日本法上の婚姻日になります。海外側の民事挙式日と「二つの記念日」を持つ方も多いです。

Q. 海外では縁起日って気にしないの?

A. 欧米では週末・会場空きが主流ですが、数字の縁起(2/22/22など)や文化的吉日を選ぶケースも増加。中華圏やヒンドゥー文化圏では吉日選びが今も一般的です。

Q. アメリカで“今日思い立って”入籍はできる?

A. 州によっては待機期間があり即日不可のところも(例:NJは72時間)。一方で即日発行・短期でOKな州もあります。必ず州・郡の条件を確認しましょう。


まとめ|“良い日”の基準は国ごとに違う。でも大事なのは「ふたりが選ぶ理由」

日本は「縁起日」、欧米は「実務(法手続き・週末)」、中華圏やインドは「吉日文化」と、重視点はさまざま。
とはいえ世界共通で回文・ゾロ目・記念日の重ね合わせは人気です。制度を確認しつつ、自分たちらしい理由で胸を張って選べば、それがいちばんの“良い日”。素敵な記念日になりますように。